文部科学省の発表によると、
令和8年3月卒業予定の高校生の就職内定率は90.7%

前年同月比でわずかに低下したものの、依然として高水準で推移しています。

一見すると「まだ余裕がある」と感じるかもしれません。
しかし社労士として現場を見ると、この数字はむしろ

“中小企業にとって採用難が続くサイン”

です。


■ なぜ高卒採用は難しくなっているのか?

背景はシンプルです。

▶ ① 売り手市場が継続

内定率90%超ということは、

ほとんどの学生が複数の選択肢を持っている状態


▶ ② 大企業・人気企業への集中

  • 福利厚生
  • 知名度
  • 安定性

➡これらで中小企業は不利


▶ ③ 学校推薦ルールの影響

高校新卒は

「1人1社制」など独特の採用ルール

があり、出遅れると一気に不利になります。


■ 社労士が見る“本当のリスク”

多くの経営者が見落としているのはここです⇩

「採用できない」よりも「採用の質が下がる」こと


よくある失敗

  • 内定が出た人材で妥協
  • ミスマッチ採用
  • 早期離職

➡結果
採用コスト+教育コストが無駄になる


■ 中小企業が勝つための3つの戦略

✔ ① “選ばれる理由”を明確にする

高校生は

  • 安心感
  • 人間関係
  • 成長実感

を重視します。

➡給与だけでは勝てません


✔ ② 見学・体験で差をつける

  • 職場見学
  • インターン的体験

➡“働くイメージ”を持たせた企業が勝つ


✔ ③ 入社後の育成設計を見せる

  • 教育体制
  • キャリアステップ

➡保護者・学校が安心する材料になる


■ 今後の採用は「早さ×設計力」

高卒採用は

スピードが命

です。

  • 求人提出のタイミング
  • 学校との関係構築
  • 初期接触の印象

➡ここでほぼ勝負が決まります


■ 経営者へのメッセージ

これからの採用は

➡「募集する」ではなく
➡「選ばれる設計をする」時代

です。

特に中小企業は

  • 条件で勝つのではなく
  • 魅力で勝つ

必要があります。


■ まとめ

✔ 高卒内定率90%超=売り手市場継続
✔ 中小企業は“後出し”では勝てない
✔ 採用は「設計」と「見せ方」で決まる

詳細はこちら

<令和8年3月高等学校卒業予定者の就職内定状況(令和7年12月末現在)に関する調査について>
https://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/chousa01/kousotsu/kekka/k_detail/mext_00042.html

ドリームパーソル社労士事務所
代表 野田 千秋

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