2026年、厚生労働省の検討会において
「職場における熱中症防止対策ガイドライン(案)」
が提示されました。

今回のポイントは明確です。

熱中症対策は“現場任せ”ではなく“企業責任”へ

特に中小企業にとっては、労災リスク・安全配慮義務・人材確保すべてに直結する重要テーマです。


■ なぜ今、熱中症対策が強化されるのか?

背景には、

  • 猛暑の常態化(夏の長期化)
  • 屋外・現場作業での死亡災害リスク
  • スポットワーカー・短期人材の増加

があります。

➡つまり
「従来の対策では守れない労働環境」になっているということです。


■ 今回のガイドラインの核心

① リスクに応じた“具体的対策”が求められる

今回のガイドラインは、

➡「やった方がいい」ではなく
➡“リスクに応じて何をすべきか”を明示

しています。

例:

  • 作業時間の短縮
  • 休憩頻度の見直し
  • 作業環境の温度管理

② 「暑熱順化」が重要キーワードに

特に注目すべきは

暑さに体が慣れているか(暑熱順化)

です。

ガイドラインでは、

  • 慣れていない場合は作業軽減
  • 無理な作業は避ける

と明示されています。


③ スポットワーカーも対象に(ここが重要)

今回の改正で実務に大きな影響が出るのがここ⇩

短期・単発バイトも対象

しかも、

  • 原則「暑熱順化されていない」と扱う
    とされています。

➡つまり
「知らなかった」では済まないリスクが拡大


■ 中小企業が直面する3つのリスク

① 労災認定リスクの増大

熱中症は労災認定されやすい事故の一つです。

➡対策不備=企業責任


② 安全配慮義務違反リスク

対策を怠ると

損害賠償・訴訟リスク

にも発展します。


③ 採用・定着への悪影響

今の求職者は

➡「安全に働けるか」を重視 しています。


■ “今すぐやるべき3つ”

✔ ① 熱中症対策のルール化

  • 就業規則 or 安全衛生規程へ明文化
  • 対応基準の明確化

✔ ② 作業基準の見える化

  • 気温・湿度で判断基準を設定
  • 作業中止ラインの明確化

✔ ③ スポットワーカー対応の整備

  • 事前説明の徹底
  • 配置・業務内容の見直し

➡ここを対応している企業はまだ少ない=差別化ポイント


■ よくある失敗(現場で多い)

  • 「水分補給してね」で終わる
  • 管理職任せ
  • ルールがない

➡これでは事故は防げません


■ 経営者へのメッセージ

今回の流れは明確です。

「安全管理ができない会社は人が来ない時代」

熱中症対策はコストではなく

“人を守る経営投資”です。


■ まとめ

✔ 熱中症対策は“企業責任”へシフト
✔ スポットワーカーも対象に拡大
✔ 実務対応の有無がリスク差になる

詳細はこちら

<職場における熱中症防止対策に係る検討会 第4回資料>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_70813.html

ドリームパーソル社労士事務所
代表 野田 千秋

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