「取引先からの急な依頼だから断れない」
「短納期でも対応しなければ仕事がなくなる」

そんな状況が、社員の長時間労働や職場の疲弊につながっていませんか?

厚生労働省は、令和8年11月を「しわ寄せ」防止キャンペーン月間として、中小企業庁・公正取引委員会と連携した周知・啓発活動を実施します。

「しわ寄せ」とは?

大企業などが働き方改革を進める一方、その負担が取引先の中小企業に転嫁されることです。

例えば、

  • 適正な費用負担のない短納期発注や急な仕様変更
  • 建設業における無理な工期設定
  • 運送業における長時間の荷待ち

などが挙げられます。

こうした取引慣行は、中小企業の長時間労働や生産性の低下につながるおそれがあります。

中小企業が見直したい3つのポイント

① 無理な受注が常態化していないか?

短納期や急な変更によって、社員の残業や休日出勤が増えていないか確認しましょう。

② 適正な価格・納期を交渉できているか?

人件費や時間外労働の負担を踏まえ、取引先と適正な条件を協議することが重要です。

③ 社員に負担が集中していないか?

特定の社員への業務集中や慢性的な長時間労働を放置せず、業務分担や勤務体制を見直しましょう。

「取引先を守る」だけでなく「社員を守る」経営へ

中小企業にとって、取引先との関係維持は重要です。

しかし、無理な受注を続けた結果、社員が疲弊し、離職してしまっては、会社の持続的な成長は望めません。

「仕事を受けること」と「社員が安心して働けること」を両立させる経営が求められています。

経営者の皆様へ

今一度、自社の取引条件や労働時間の実態を確認してみてはいかがでしょうか。

「その仕事の受け方は、社員に無理をさせていませんか?」

適正な取引条件を整えることは、労務管理だけでなく、採用力・定着力を高めるための重要な経営課題です。


参考資料

<11月は「しわ寄せ」防止キャンペーン月間です>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_76722.html

〔確認〕「しわ寄せ」防止特設サイトのURL
https://work-holiday.mhlw.go.jp/shiwayoseboushi/

ドリームパーソル社労士事務所
代表 野田 千秋

今後も、人事労務に関するお役立ち情報を発信して参りますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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