— 社労士が解説する実務対応と従業員定着・生産性向上のポイント—

昨今の働き方改革の進展と、テレワーク導入の一般化により、「働く場所」や「働き方」は大きく変わりました。しかし、テレワーク下での 評価制度が現実の実務に合っていない 企業が多いのも事実です。厚生労働省・総務省が運営する テレワーク総合ポータルサイトでも、評価制度の見直しについて公式コラムが公開され、重要性が示されています。

本記事では、社労士として 評価制度の見直しが経営・労務管理にもたらすメリット と、実務対応のポイントをわかりやすく解説します。


テレワーク時代に評価制度を見直すべき3つの理由

① テレワークでは成果の“見える化”が難しい

テレワーク下では、上司と部下が対面できないため、
✔ 仕事の進め方
✔ 定時中の行動
✔ コミュニケーションの頻度
など、従来の「観察ベース」の評価方法が通用しません。
その結果、曖昧な評価が従業員の不満につながり、離職やエンゲージメント低下のリスクを高めています。


② 評価制度の未整備は法的トラブルにつながる可能性

正当な評価基準がないまま人事評価や昇給・昇格を行うことは、
✔ 不合理な差別的評価
✔ 男女・雇用形態による不当な評価
など、労働基準関連の法令リスクを招く可能性があります。

評価制度が適切で透明性が高いことは、コンプライアンス確保にも直結します。


③ テレワークに合った評価制度は人材戦略の要

テレワークでも成果が“公正に評価される仕組み”があれば、
✔ 優秀な人材の定着
✔ 働き方多様化の推進
✔ 採用競争力の強化

につながります。評価制度は単なる人事ルールではなく、経営戦略の一部です。


評価制度見直しのポイント

1. 成果・アウトプットを基準にする

テレワーク評価は、在席時間や上司の主観的印象ではなく、
成果(アウトプット)に焦点を当てる基準が望まれます。
例:
✔ 目標達成度
✔ タスク完了率
✔ 品質・納期遵守

こうした成果基準を評価項目に取り入れることで、評価の透明性と納得感が高まります。


2. 定量評価×定性評価のバランス設計

テレワーク下では評価項目を
✔ 数値化できる定量評価
✔ 行動・プロセスを見る定性評価
に分け、バランスよく運用する設計が有効です。
定量評価だけでは評価しきれない領域もあるため、上司による定性評価が適切に反映されるよう評価シートやルールを整備しましょう。


3. 評価基準の周知と評価者教育

評価制度は作るだけでは不十分です。
✔ 評価者の理解と運用スキル
✔ 被評価者への透明性のある説明
が不可欠です。
評価者研修や評価基準の説明会、FAQの整備などを実施し、制度運用の実効性を高めましょう。


中小企業にとってのメリット

  • テレワーク人材の活躍が正当に評価される
  • 曖昧な評価によるモチベーション低下を防止
  • 採用競争力と企業ブランドの向上
  • 労働関連トラブル予防につながるコンプライアンス強化

評価制度の見直しは、もはやテレワークを導入した企業では 必須の人事・労務対応策です。厚労省・総務省も啓発・支援を進めており、実務上の対応は早めに進めておきましょう。


社労士からのアドバイス

私たち人事労務分野の専門家である社労士は、
✔ 評価制度の設計・見直し
✔ 運用ルールの整備
✔ 評価者研修のプログラム設計

などを支援できます。評価制度は、人事労務管理の強化だけでなく、企業の成長戦略を支える重要な要素です。

今後の人材戦略を成功させるためにも、ぜひ評価制度の見直しを進めてください。

詳細はこちら

<テレワーク運用における評価制度の見直しの勧め>
https://telework.mhlw.go.jp/example/column/archive/17/

ドリームパーソル社労士事務所
代表 野田 千秋

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