~“多様な正社員制度”が、中小企業の採用難・定着難を救う可能性~
中小企業の経営者・採用担当者の皆さまへ――
「求人を出しても応募が来ない」
「採用しても、すぐ辞めてしまう」
そんな悩みが、今や多くの中小企業で“当たり前”になっています。
そんな中、厚生労働省が運営する「多様な働き方の実現応援サイト」で、
令和8年3月開催の 「多様な正社員制度導入支援セミナー」 の資料・動画が公開されました。
このテーマは単なる働き方改革ではありません。
実は、
「採用できる会社」と「人が辞める会社」
を大きく分ける、重要な経営テーマになっています。
「多様な正社員制度」とは?
「多様な正社員制度」とは、
- 勤務地限定
- 職務限定
- 短時間勤務
- 転勤なし
など、“働き方を限定できる正社員制度”のことです。
従来のような、
✖ フルタイム前提
✖ 転勤前提
✖ 長時間労働前提
だけでは、今の採用市場では人が集まりにくくなっています。
なぜ今、中小企業に必要なのか?
☆「働けない」のではなく「働き方が合わない」☆
最近の求職者は、
- 育児
- 介護
- 副業
- 病気治療
- 地域限定希望
など、さまざまな事情を抱えています。
つまり、
「働く意思」はあるが、従来型正社員では働けない」
人が急増しているのです。
厚労省も、多様な人材活用を進めるために、「多様な正社員制度」の導入を後押ししています。
採用定着コンサルタント視点|“条件競争”では勝てない時代へ
中小企業では、
「大企業より給与が低いから採用できない」
と思われがちです。
しかし実際には、求職者は給与だけで会社を選んでいません。
最近は特に、
☑ 働きやすさ
☑ 柔軟性
☑ 家庭との両立
☑ 通勤負担
☑ 心理的安心感
を非常に重視しています。
つまり、
“柔軟に働ける会社”そのものが採用力
になっています。
社労士視点|実は「離職防止」にも効果大
多様な正社員制度は、採用だけでなく“定着”にも非常に効果があります。
例えば、
- 育児社員の離職防止
- 介護離職防止
- シニア人材活用
- 女性活躍推進
- 治療と仕事の両立
などにつながります。
特に最近は、
「辞める理由」の多くが“働き方のミスマッチ”
です。
つまり、
「働けない」のではなく、
「今の制度では続けられない」
ケースが増えているのです。
◎こんな会社ほど導入メリットが大きい◎
多様な正社員制度は、特に次のような企業で効果を発揮します。
☑ 人手不足が深刻
→ 応募母数拡大につながる
☑ 女性社員が多い
→ 育児離職防止に有効
☑ 高齢化が進んでいる
→ シニア定着に有効
☑ 若手離職が多い
→ 柔軟性向上で定着率改善
☑ 地方企業
→ 転勤なし制度が強みになる
実際に増えている「柔軟な働き方」
最近では、
- 短時間正社員
- 週休3日制
- 地域限定社員
- 職種限定社員
- ハイブリッド勤務
などを導入する企業が増えています。
これは単なる福利厚生ではなく、
「採用戦略」
として導入されているケースが非常に多いです。
⚠ 導入時の注意点
一方で、多様な正社員制度は“作るだけ”では失敗します。
特に重要なのは、
- 評価制度
- 処遇バランス
- 不公平感対策
- キャリア設計
- 就業規則整備
です。
ここが曖昧だと、
✖ 一般社員との対立
✖ 管理職負担増
✖ 制度形骸化
につながる可能性があります。
そのため、制度設計は“人事戦略”として慎重に行う必要があります。
今後は「柔軟性のある会社」が選ばれる
今後の採用市場では、
「どれだけ長時間働けるか」
より、
「どれだけ柔軟に働けるか」
が重要視される時代になります。
つまり、
- 制度の柔軟性
- 働き方の選択肢
- 両立支援
- 個別配慮
が、企業競争力そのものになっていきます。
まとめ|“多様な働き方”はコストではなく経営戦略
厚生労働省が発信している「多様な正社員制度」は、単なる働き方改革ではありません。
これは、
☑ 採用力強化
☑ 離職防止
☑ 女性活躍
☑ シニア活用
☑ 人材不足対策
につながる、“これからの経営戦略”です。
特に中小企業は、大企業のような給与競争が難しいからこそ、
「柔軟に働ける会社」
になることが、最大の採用ブランディングになります。
社労士・採用定着コンサルタントとしても、
今後の中小企業経営では、
“人に合わせて働き方を設計できる会社”
が、選ばれ続ける会社になると強く感じています。
詳細はこちら
<令和8年3月12日開催 「多様な正社員」制度導入支援セミナーの資料・動画をアップロードしました>
https://part-tanjikan.mhlw.go.jp/seminar/#tabitem2
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