~社労士・採用定着コンサルタントが解説する、“辞めない会社”が実践していること~

中小企業の経営者・採用担当者の皆さまへ――
「求人広告費ばかり増える」
「やっと採用してもすぐ辞める」
「人が定着せず、現場が疲弊している」

そんな悩みを抱える企業が、今急増しています。

そのような中、“採用できない時代”を乗り越えるための実践ノウハウに注目が集まっています。


「人手不足」ではなく、“定着不足”の時代へ

多くの中小企業では、

  • 求人媒体変更
  • 求人原稿改善
  • 給与アップ

ばかりに目が向きがちです。

しかし、採用定着コンサルティングの現場では、

「採れない」のではなく、

「辞めてしまう」

ことが本当の問題になっているケースが非常に多くあります。

つまり、

“採用力”より“定着力”

の差が、企業格差を生む時代になっています。


なぜ人が辞めるのか?

最近の離職理由は、単純な給与不満だけではありません。

実際には、

❌ よくある離職理由

  • 教育が属人的
  • 放置される
  • 人間関係不安
  • 評価基準が不明
  • 将来が見えない
  • 管理職が忙しすぎる
  • 感謝・承認文化がない

など、“職場環境”による離職が非常に増えています。

つまり、

「条件」ではなく“働く体験”

が重要視される時代になっているのです。


社労士視点|“労務改善”が採用力になる時代

これまで労務管理は、

  • 問題防止
  • 法令対応
  • 助成金対応

など、「守り」のイメージが強くありました。

しかし現在は、

労務改善 = 採用ブランディング

になっています。

例えば、

✅ 有給取得しやすい
✅ 面談制度がある
✅ ハラスメント対策済み
✅ 柔軟な働き方
✅ 評価制度が明確
✅ 健康配慮がある

こうした会社は、求職者から“安心して働けそう”と評価されやすくなっています。


採用定着コンサルタント視点|“辞めない会社”は最初の3か月が違う

定着率が高い会社には共通点があります。

それは、

「入社後フォロー」が非常に丁寧

ということです。

例えば、

  • 初日オリエンテーション
  • 定期面談
  • 1on1
  • メンター制度
  • 小さな成功体験づくり

などを行っています。

逆に離職率が高い会社は、

❌ 「見て覚えて」文化
❌ 放置型教育
❌ 現場任せ

になっていることが少なくありません。


◎ “採用コスト”より“離職コスト”の方が高い

中小企業では、

「採用費が高い」

と感じる企業が多いですが、実際には、

  • 再募集費用
  • 教育やり直し
  • 現場負担
  • 生産性低下
  • 管理職疲弊

など、“離職コスト”の方がはるかに大きいケースが多々あります。

だからこそ、

「採る」より「辞めない」

仕組みづくりが重要になります。


今後、中小企業に必要な「定着戦略」

これからの採用市場では、次の5つが特に重要になります。

✅ ① 面談文化を作る

「相談できる環境」が離職防止につながる。


✅ ② 評価制度を見える化する

「何を頑張ればいいか」が分からない会社は辞めやすい。


✅ ③ 管理職育成を強化する

離職理由の多くは「上司問題」。

例えば、管理職に向けて以下の教育・育成を行う事が効果的です。

◎’’アンガーマネジメント’’や’’メタ認知’’などの感情コントロール。

◎部下の価値観や置かれている状況・働き方に対するニーズを把握し、それを満たす関わりをすること。

上司が、部下に対する感情コントロールや、部下のことをよく理解する事こそが、離職防止において最も重要です!!


✅ ④ 柔軟な働き方を整備する

育児・介護・治療との両立支援が重要。


✅ ⑤ “人を大切にする会社”を発信する

採用ページ・SNS・口コミ対策も重要。


⚠ 今後は「採用できる会社」と「採用不能会社」に二極化する

現在の採用市場では、

「求人を出せば応募が来る」

時代は完全に終わっています。

今後は、

  • 働きやすさ
  • 安全配慮
  • 定着支援
  • 人間関係
  • 心理的安心感

を整備できる企業だけが、人材確保で優位になります。


まとめ|“辞めない会社づくり”が最大の採用戦略

これからの中小企業経営では、

✔ 採用
✔ 定着
✔ 教育
✔ 労務管理
✔ 組織づくり

を別々ではなく、“一つの経営戦略”として考える必要があります。

特に今後は、

「人を大切にできる会社」

が、採用市場で選ばれる会社になります。

社労士・採用定着コンサルタントとしても、
これからの時代に本当に必要なのは、

“人が辞めにくい職場づくり”

そのものだと強く感じています。

ドリームパーソル社労士事務所
代表 野田 千秋

今後も、人事労務に関するお役立ち情報を発信して参りますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

ご相談・お見積りは無料です
人事労務支援からコンサルティングのご相談まで、

どうぞお気軽にご連絡ください。