「外国人材を採用しても、長く働いてもらえるだろうか?」

人手不足が深刻化する中、外国人材の採用・定着は、中小企業にとって重要な経営課題となっています。

出入国在留管理庁は、令和8年10月15日、「育成就労制度Q&A」を更新しました。

新制度は、令和9年(2027年)4月1日からスタートします。

「技能実習」から「育成就労」へ!何が変わる?

育成就労制度は、従来の技能実習制度を発展的に解消し、人材育成と人材確保を目的として創設される制度です。

主なポイントは次の3つです。

  • 原則3年間で人材を育成し、特定技能1号への移行を目指す
  • 一定の条件のもと、外国人本人の希望による「転籍(勤務先の変更)」が可能になる
  • 日本語能力の向上や技能習得など、計画的な人材育成が求められる

つまり、外国人材を単なる「労働力」として受け入れるのではなく、「育て、定着してもらう」という視点が、これまで以上に重要になります。

中小企業が今から確認したい3つのこと

① 外国人材が安心して働ける職場か?

労働時間、賃金、休日、ハラスメント対策など、適正な労務管理が基本となります。

② 人材育成の仕組みは整っているか?

日本語教育や技能習得、キャリアアップを支援できる体制づくりが重要です。

③ 「選ばれる会社」になっているか?

新制度では一定の条件のもとで本人希望による転籍が認められるため、給与だけでなく、働きがいや職場環境も人材定着の重要な要素になります。

外国人材の採用は「確保」から「定着」へ

これからの中小企業経営では、

「外国人材を何人採用できるか」だけでなく、「採用した人材に、どれだけ長く活躍してもらえるか」

が重要になります。

外国人材も日本人社員も、安心して成長できる職場づくりこそが、人手不足時代の採用力・定着力につながるのではないでしょうか。

新制度の開始を前に、今一度、自社の労務管理や人材育成の仕組みを見直してみてはいかがでしょうか。


参考資料

<「育成就労制度Q&A」を更新しました>
https://www.moj.go.jp/isa/applications/faq/ikusei_qa_00002.html

ドリームパーソル社労士事務所
代表 野田 千秋

今後も、人事労務に関するお役立ち情報を発信して参りますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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