「人手不足を外国人材の採用で解決したい」

そう考える中小企業の経営者も増えているのではないでしょうか。

出入国在留管理庁が公表した令和8年6月末の在留外国人数は、428万1,026人(前年末比3.8%増)となり、過去最高を更新しました。

一方、令和8年7月1日時点の不法残留者数は6万5,229人(同年1月1日比4.8%減)となっています。

外国人材の増加は、中小企業にとって何を意味するのか?

外国人材の活用は、人手不足に悩む中小企業にとって重要な選択肢の一つです。

しかし、外国人材を採用すれば、それだけで人手不足が解決するわけではありません。

これからは、「採用できる会社」だけでなく、「安心して働き続けられる会社」が求められます。

なお、在留外国人数には就労目的以外の在留者も含まれており、全員が外国人労働者というわけではありません。

経営者が確認したい3つのポイント

① 適正な外国人雇用管理

在留資格や就労可能な業務の確認、適正な労働条件の整備など、法令を遵守した雇用管理が基本です。

② 外国人材が安心して働ける職場環境

言語や文化の違いに配慮し、職場のルールや業務内容を分かりやすく伝える仕組みが重要です。

③ 採用後の教育・定着支援

仕事を教えるだけでなく、相談体制やキャリアアップの仕組みを整えることが、長期的な活躍につながります。

外国人材も「会社を選ぶ」時代へ

令和9年4月には、新たな「育成就労制度」がスタートします。

今後、外国人材の採用・育成・定着を一体的に考えることが、ますます重要になります。

中小企業にとって大切なのは、「何人採用できるか」だけでなく、「採用した人材にどれだけ長く活躍してもらえるか」という視点です。

経営者の皆様へ

外国人材の採用を検討する前に、まずは自社の職場環境を見直してみてはいかがでしょうか。

「日本人社員にも外国人社員にも、選ばれ続ける会社になっているか?」

その問いこそが、人手不足時代の採用・定着戦略の出発点になるのではないでしょうか。


参考資料

<令和8年6月末における在留外国人数について>
https://www.moj.go.jp/isa/publications/press/13_00070.html

<本邦における不法残留者数について(令和8年7月1日現在)>
https://www.moj.go.jp/isa/publications/press/13_00071.html

ドリームパーソル社労士事務所
代表 野田 千秋

今後も、人事労務に関するお役立ち情報を発信して参りますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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